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05センバツ出場校 西日本

2005年のセンバツ高校野球の出場校です
3/16に全ての学校の紹介が終わりました。
ではどうぞTV観戦時など参考にしてみてください^^ 

近畿
神戸国際大付(兵庫)
4年ぶり2回目(夏0回)
最高成績 春:二回戦 夏:出場なし
今秋成績→神宮大会ベスト4
「37連勝記録した近畿王者 投手陣は左右の二枚看板」
<投手>
全国レベルの左右の2投手を揃える豪華な投手陣。
1を付けるのは左腕の大西。飛び跳ねるような躍動感たっぷりのフォームから
140キロを超える速球と2種類のカーブを思いっきり腕を振って投げる。
95イニングで奪った三振は101と三振も取れるピッチャー。
大西ばかりが注目されるが2番手の有元も大器の片りんをのぞかせる。
有元は最速143キロの速球を武器にする右腕。
2番手投手というよりも"左右の二枚看板”とも言うべきか。
この2投手は同学年で中学時代からライバルだっただけに
相乗効果で本番まで更なるレベルアップを期待したい。

<野手>
チーム打率.299ながら打線は力強い。中心となるのが4番の正木。
公式戦での打率.512は素晴らしい。更に近畿大会では脅威の.786を記録。
左右に打ち分ける術を身につけており、あらゆる球に対応できる好打者。
3番で主将の堂本は163cmと小柄ながら10打点と勝負強い。
この3,4番は固定だがその他は流動的。18人全員が試合出場の可能性を持っており
その辺りからも選手層の厚さを感じさせる。

守りは14試合で15失策とまとまっている。内野の要は二塁を守る堂本。
守備範囲が広く14試合で無失策。遊撃の日笠も手堅い。守備で大きな穴は見当たらない。
しかし大舞台での守備にはやや不安を感じさせる。
神宮大会での柳ヶ浦戦は失策を続出させ自滅する形で敗れた。
大舞台での失敗を生かして甲子園を戦って欲しいところ。

打撃力→4 機動力→4
投手力→5 守備力→4 期待度→☆(優勝候補)

全体的にレベルが高く安心して見ていられる。
前回の初出場時は初戦で敗れたが今回は期待できそう。

 
育英(兵庫)
5年ぶり13回目(夏6回)
最高成績 春:ベスト4 夏:優勝
今秋成績→近畿大会準優勝
「主戦若竹はプロ注目右腕 攻守に高いレベルで上位狙う」
<投手>
「これまでで一番いいピッチャーじゃないかな」と語るのは就任6年目の藤村監督。
その“一番いいピッチャー”というのがプロも注目の速球派の若竹。
若竹は最速148キロを出す速球派。しかも速球派にありがちな制球難も無く
近畿大会では26イニングでわずか3四死球と安定している。
変化球はスライダーが中心で。公式戦94イニングで107奪三振と三振も多く取れる。
強いて言うならスタミナが課題。本番までにスタミナを付ければ鬼に金棒。
しかし2番手以降の投手が課題。長滝、岡滝などがいるが結果を残せなかった。
投手陣の整備が育英にとって最優先だろう。

<野手>
昨秋は走攻守揃った1番近藤から林、原、吉井、加治屋まで打順を固定した。
しかし本番では打順を入れ替えて得点力アップを狙う。育英の理想は2000年のような機動力野球。
しかし「みんな足はあるのにスタートが下手」(藤村監督)というように盗塁数は平凡。
今年のチームは2000年のチームの3分の1の盗塁数しかないので機動力の育英と呼ぶには寂しい数字。
よってバントを絡めた攻撃がポイントになりそうだ。

13試合で8失策と守備は安定している。守りから崩れることはなさそうだ。

打撃力→3゚ 機動力→4
投手力→4  守備力→4゚ 期待度→◎(目指せベスト4!!)

投手陣の整備は急務。今期育英が喫した敗戦は3回。いずれも近畿大会を制した
神戸国際大付に敗れた。3敗中2敗は若竹を温存して負けたので
実力としては神宮大会でベスト4まで進んだ神戸国際大付と比べても遜色ない。
間違いなく全国レベルの布陣だが、投手陣の整備をやらなければ上位は無い。

 
天理(奈良)
「昨夏全国8強の経験が強み 屈指の名門校8年ぶりの春」
8年ぶり17回目(夏21回)
最高成績 春:優勝 夏:優勝
今秋成績→近畿大会ベスト4
<投手>
主戦は長身左腕の小倉。球速は130キロ超程度だが
カーブとスライダーをコーナーに投げわける投球は安定している。
公式戦での防御率0.72は光る。
小倉に続く投手として挙がってくるのは藤井か。
伸びのある速球にキレの良いスライダーは絶品。
そして140キロの速球を投げる西田も控える
西田は1年夏からベンチに入っており、秋は故障に泣いた形になったが
春のセンバツに故障した悔しさをぶつけたい。

<野手>
打線の軸は3番真井、4番田中克 真井は1年時から中軸に座り
昨夏の甲子園でも3番を打った。
田中克はフルスイングが出来、相手にとっては脅威。
1番の松原は.500のアベレージ。森川監督が「本当は5番を打てる」
というのが6番の東。近畿大会では11打数7安打の大暴れ。
派手な選手が目立つが、高田は13の犠打を決め、チームに貢献している。
天理打線は色々なタイプの打者が揃い、バランスが取れている。
守備は森川監督は不安というが、精度は高い。

打撃力→4゚ 機動力→3
投手力→4  守備力→3゚ 期待度→○(目指せベスト8!!)


八幡商(滋賀)
2年連続7回目(夏5回)
最高成績 春:ベスト8 夏:三回戦
今秋成績→近畿大会ベスト4
「エース上田はドラフト候補生 昨春センバツメンバーが8人残る」
<投手>
八商の背番号1上田が甲子園に帰ってきた。昨春の常葉菊川戦での劇的な勝利
そして強豪明徳義塾相手に二年生ながら6安打4失点と好投したのは
印象に残っている人も多いだろう。昨春から更にレベルアップし
速球は最速142キロを記録する。昨春の時点でもキレが素晴らしかったスライダーは
さらにキレを増した。間違いなく今大会屈指の好投手だろう。
その上田をサポートするのは中川あたりか。また成宮もいる。
しかし上田と同様の期待をするのは酷だろう。
よって上田頼みにならざるおえない所はある。

<野手>
公式戦でのチーム打率は.396、県大会での1試合平均得点は9点を超える強力打線。
スタメンは不動である。集中力は素晴らしく打ち出すと止まらない。
3番三上、4番木村の主軸を中心に力のある打者が揃う。
三上は昨年のセンバツで一番として巧いバッティングを見せた。
木村は長打力があり、打率も.548と信頼の置ける打者。
西浦、松本の1,2番コンビは選球眼が良くいやらしい打者。
下位にも好打者が揃い9番の上田も.500の打率を残しどこからでも得点ができる。

守備には問題は無く、失策で自滅することはなさそうだ。

打撃力→4゚ 機動力→4
投手力→3゚ 守備力→4 期待度→◎(目指せベスト4!!)

上田をサポートする控え投手の整備が急務だ。
打線のつながりは良いが、近畿大会の育英戦では好投手若竹に
手も足も出なかった。打撃力も向上の必要ありかもしれない。
いずれにしてもチーム力は高い。


市和歌山商
「経験者ズラリの強力打線で市和商に38年ぶりの春切符」
38年ぶり4回目(夏3回)
最高成績 春:準優勝 夏:ベスト4
今秋成績→近畿大会ベスト8
<投手>
165cmと小柄な左腕田島が大黒柱。
球速は130キロ前後だがスライダー、スローカーブを巧みにコーナーに投げ分ける。
真鍋監督曰く「見た目は普通の投手だが、手元で瞬時に力を入れたり抜いたりできる。
投手として天性の物を持っている。今までの先輩よりも勝てる投手。」
だそうだ。スタミナの不安も全く無く、負けん気も強く頼もしい。
課題は2番手以降だろう。この秋は田島以外投げてないと言ってもいい。
選抜上位進出するには田島一人では厳しい
この“田島頼み”からどのようにして脱却するのか、注目したい。

<野手>
何といっても1番ショートの川端に注目だ。
昨夏の甲子園も経験していて、大舞台にも慣れている。
高校No.1内野手という呼び声も高い。
公式戦.469の打率は相手にとっては脅威。
50mも6.1で走りまさに市和商の攻撃の要だ。
2番の信下も打率は脅威の.500 
クリーンナップよりもこの1,2番コンビに注目したい。
3番梶本、4番伊藤も甲子園を経験している。
そのほかの選手でも5番皆本、6番差か、8番上野と3割打者が揃う。
これほどの打力を持ったチームは他にそう多くはないだろう。
相手にとっては1番から9番まで気が抜けない。

守備の方でも川端が光り、ここでも類稀なセンスを発揮している。
川端はショートだが失策は0と安定している。
梶本との二遊間コンビは近畿でも指折りの実力を持つ。
チーム全体としてのエラーは少なくはないが、合格点。

打撃力→5 機動力→4
投手力→3  守備力→3゚ 期待度→◎(目指せベスト4!!)

課題は田島に次ぐ投手だろう。
田島頼みから脱却すれば、攻撃力はあるだけに上位に行ける力は持っている。
“市和商”個人的には気になる高校である。


大産大付(大阪)
初出場(夏0回)
最高成績 春:出場なし 夏:出場なし
今秋成績→近畿大会ベスト8
「左腕・大西を軸に3投手揃う 浸透するつなぐ野球の徹底」
<投手>
左腕の大西が軸。速球は120キロ台中盤だが内外角へ
スライダーやチェンジアップを投げるいわゆる“技巧派”
打者の打ち気をそらし、打ち取る。安定感はありそうだ。
2番手に控える投手は左翼も守る内田。内田は大西とは反対に140キロに迫るような速球で押す。
やや制球に不安があるが速球は魅力で、先発でも行けるスタミナもある。
この2人の他にも長身左腕の佐藤も控える

<野手>
打線はつなぐ野球を意識している。50m5,9秒で走る1番岡澤がチームの核弾頭。
岡澤は選球眼が良く、またチームの盗塁数の半分はこの岡澤が記録。
4番の内田はまだ粗い面もあるが、長打力がある。
しかしいやらしさは下位打線にある。
6番津賀は長打力があり、7番明田は勝負強い。
上位から下位まで気の抜けない打線だ。

9試合でわずか3失策と守備はよく鍛えられている。
内田が打ち取るタイプの投手なだけに、守備での自滅はなさそうだ。

打撃力→3 機動力→3゚
投手力→3 守備力→4 期待度→×(目指せ1勝!!)

チームとしての力は決して低くは無いが何しろ戦う場所は甲子園。
攻守に更なるレベルアップが必要だ。


中国
宇部商(山口)
10年ぶり6回目(夏11回)
最高成績 春:ベスト4 夏:準優勝
今秋成績→神宮大会ベスト16
「中国大会制し10年ぶり春 攻守に秘めた地力侮れず」
<投手>
左腕エース好永が巧さと球のキレで勝負する。
好永は最速133キロの速球にスライダー、カーブ、シンカーをコーナーに投げ分ける。
打者の狙いを外す投球は一級品。ポーカーフェイスで気持ちを顔に出さないが
内に秘めたものは強い。好永の後に控えるのは江本と工藤。
江本はストレート、カーブ、チェンジアップなどを武器に安定している。
工藤は135キロのストレートで押す投球。 投手の数は揃っている。

<野手>
粘りがある宇部商打線を引っ張るのが1番の山野。
山野は35試合で26の盗塁を決めた俊足。選球眼も良く宇部商打線を引っ張る。
上村は2番ながらチーム1のパワーを誇る攻撃型2番。
そして勝負強い打者が並ぶクリーンナップの3番工藤、4番好永、5番江本と繋がる。
優勝した昨秋の中国大会では総得点の29点中クリーンナップだけで16点をとった。
パワーでは無く広角に打ち分ける打撃が光る。上位打線はもちろん揃っているが
中国大会決勝の関西戦では4回まで0-8の一方的なビハインドゲームだったが
上位、下位の打線が見事につながり12-8で勝利し、ミラクル宇部商の復活を思わせた。

守備は14試合で26の失策を記録し、不安をのぞかせる。
しかしこの冬にセンターラインの強化をして、安定感が増した。

打撃力→3゚ 機動力→3
投手力→4  守備力→3 期待度→△(目指せベスト16!!)

投手の数が揃っており、打撃の粘り強さも脅威的だが
もう少しパワーが欲しいところ。試合巧者なだけに上位が期待される。


関西(岡山)
3年ぶり7回目(夏5回)
最高成績 春:ベスト4 夏:ベスト8
今秋成績→中国大会準優勝
「先制攻撃得意の強力打線 守りも堅く3年ぶりの春」
<投手>
エースは右サイドの西所。最速125キロ前後と迫力には欠けるが
カーブ、スライダー、シンカーなどで緩急や揺さぶりをかける。
またナックルも投げ、この球には自信を持っている。
新チーム結成からの公式戦防御率は1.46と安定感がある。
課題はスタミナだろう。中国大会準決勝、決勝は疲労からか打ち込まれた。
しかし体力がつけば、どんどん打者を打ち取るタイプなので勢いにも乗れるかもしれない。
この西所は試合経験も豊富で安心してみていられる。
問題は控え投手。189cmの長身ダースと上田などがいるが経験が少なく不安材料。

<野手>
公式戦でのチーム打率は.394と今年の関西は打撃型のチームと言えるだろう。
3番船引、4番松本は共に打率.500を超える。長打力も兼ね備えており打線の中心となる。
1番安井、2番長尾はしぶとく出塁率も高いため、1.2番が出塁して
船引、松本で返すのが理想的なパターンだ。
下位にも力のある打者がそろい、全国レベルの投手にも通用する打線だ。

守備は問題は無く一試合平均失策も1を切っているので安心して見ていられる。

打撃力→4゚ 機動力→3゚
投手力→3  守備力→4゚ 期待度→◎(目指せベスト4!!)

西所以降の投手が成長すれば上位は自然と見えてくるだろう。
甲子園でもその強打を見せてほしい。

 
如水館(広島)
初出場(夏4回)
最高成績 春:出場なし 夏:二回戦
今秋成績→中国大会ベスト4
「投打の大黒柱・政岡軸にソツのない野球で春初出場」
<投手>
左腕政岡が大黒柱。135キロの速球はそれほど目立つものではないが
スライダーと2種類のカーブを自在に操り63イニングで65の三振を奪った。
1年時からマウンドに登っており経験も申し分ない。
さて2番手の投手だが、三好、井出上が控える。
両投手とも昨秋は不完全燃焼に終わったが政岡とは違うタイプなだけに
成長してくれば投手陣の厚みが増す。

<野手>
チーム打率はさほど高くはないが相手のミスにつけこむソツの無い野球が得意。
打線も中心となるのは.452の高打率を残す3番政岡。
1番鶴端、2番佐々木は出塁率が高いのでこのランナーを政岡で返すのが理想的なパターン。
政岡の後にも2年生で4番を打つ柚木が控えており、信頼も厚い。
さらに下位にも平賀など力のある打者がおり、打線は破壊力こそ無いが
得点力は全国でもなかなかのものを持っている。

守備はよく鍛えられており無駄な進塁は与えない。

打撃力→3゚ 機動力→3゚
投手力→3゚ 守備力→4 期待度→○(目指せベスト8!!)

政岡に次ぐ投手の育成が不可欠。打線は破壊力は無いが相手投手が嫌がる
ソツのない野球をするので、全国でも十分通用しそうだ。


四国
新田(愛媛)
15年ぶり2回目(夏0回)
最高成績 春:準優勝 夏:出場なし
今秋成績→神宮大会初戦敗退
「守り勝って四国の覇者に 準V以来15年ぶり春切符」
<投手>
左腕門田がエース。昨秋の県大会「消極的で練習に身が入っていない」(秋山監督)と
カンフル剤の意味で背番号1から9に変えて臨ませた。
その結果門田本人にエースの自覚が出て四国大会優勝へ結びついた。
門田は最速は133キロだが、球の出どころが見えづらいフォームで133キロ以上に見える。
スライダー、チェンジアップなどを織り交ぜ投球は安定している。
センバツまでには常時130キロ台を出せるようになると更に良い投球が期待できそう。
門田のサポートとして控えるのは右腕の三好。三好は132キロの速球を投げる。
小柄ながら制球がよく、投球術もなかなかのものがある。
センバツでは抑えとして登板するかもしれない。

<野手>
チーム打率は.272と強打のイメージは感じられない。
しかし全員がセンターから反対方向への打撃を意識している。
エース門田は打撃もよく5番としてチームトップの打点をあげている。
5番門田は固定だが、4番争いは激しい。相原、石井で4番を争う。
このチーム内の争いによってチーム力が更にあがってくるかもしれない。
パワーには欠けるが集中打を浴びせることができる良い打線。

県大会6試合で6失策、四国大会4試合では無失策と守備はきっちりと仕上がっている。
それでも秋山監督は「守備をもう1ランクレベルアップしたい」と言っており
守備は万全の体制で臨みそうだ。

打撃力→3 機動力→3
投手力→4 守備力→4゚ 期待度→△(目指せベスト16!!)

四国大会王者だが全体的にやや小粒な感は否めない。
すべてにおいてもう一皮むけたいところ。


西条(愛媛)
16年ぶり5回目(夏5回)
最高成績 春:ベスト8 夏:優勝
今秋成績→四国大会準優勝
「必殺継投とつなぎの打線 強敵・済美倒した自信は大」
<投手>
本格派戸田から、技巧派津島への継投策で勝利の方程式。
戸田は最速142キロの速球を誇る本格派。微妙に沈むツーシームは威力抜群で
県大会済美戦では7回までまで被安打1、ツーシームでゴロの山を築いた。
カーブ、スライダーも切れが良い。しかし秋は体力不足から制球を乱した。
ただセンバツまでに走り込みをして課題を克服する。
これほど良い投手がいると控え投手が経験不足になる場合が多いが
西条にはそんな心配はいらない。2番手には右サイドの津島が控える。
津島は制球がよく安定している。カーブ、スライダーで打者を惑わせる。
更にこの冬にはシンカーも覚え投球の幅が広がった。
更に昨春ではエースナンバーを付けていた宮崎も厄介な存在。

<野手>
打線はフルスイングを徹底しており破壊力がある。
もちろん三振も多いがそんな事は選手たちは気にしていない。
1番の野村は俊足。3番三谷は.452の打率を誇る。
4番の梶本はチャンスに強く、長打力もある。
目立たないが2年生の9番加地も面白い存在。
塁に出ればほとんど得点につながくいわゆる“ラッキーボーイ”
上位から下位まで切れ目の無い打線だ。

内野守備にはやや不安が残る。チーム失策の11のうち内野が10失策を喫した。
本番までに守備のレベルを上げたいところ。

打撃力→4 機動力→4
投手力→4゚ 守備力→3゚ 期待度→◎(目指せベスト4!!)

あまり前評判は高くないが意外と厄介なチームかもしれない。
期待したいチーム。

高松(香川 21世紀枠
72年ぶり4回目(夏4回)
最高成績 春:ベスト8 夏:ベスト4
今秋成績→四国大会初戦敗退
「“ミラクル野球”で名門復活! バスター戦法が新しい風を呼ぶ」
<投手>
右横手の田窪がエース。田窪は126キロ程度だが、スライダーやカーブで打者を惑わす。
高校の先輩松家(現横浜)から教わったシンカーで勝負することもある。
粘り強い投球でピンチをかわす。しかし制球力とスタミナが課題。
四国大会の済美戦ではスタミナ切れから9四死球と制球を乱した。
それを糧にして下半身強化に取り組んでいる。
2番手深田は抑え役。2年生右腕の岸は130キロ台を出す期待の星。
3人の投手を揃えるがそれでも投手陣は不安な感はある。

<野手>
公式戦での本塁打はゼロで強打のイメージは薄い。
しかしとにかくしぶとく終盤での逆転劇で強豪を下してきた。
全ての打者がバスター打法で打ち、ミートに徹している。
時にはセーフティーバントもして相手を揺さぶる。
打線の中心は何といっても4番の森。
山本球さんのページに詳しく書いてありますが
名門高松商、尽誠学園からの誘いを蹴って一浪し高松高校に入った努力家。
チーム打率.269の中で森の打率.429は光る。
森の前を打つ打者が出塁できるかどうかが鍵になりそうだ。

守備面では6試合で13失策というのが気になる。
田窪が打たせて取る投手なだけに内野の強化が重要。

打撃力→2゚ 機動力→3゚
投手力→2  守備力→3 期待度→×(目指せ1勝!!)

課題は多いが、投手の強化が最優先だろう。
田窪は球速がさほど無いだけに不安ではある。


三本松(香川 希望枠
初出場(夏2回)
最高成績 春:出場なし 夏:一回戦
今秋成績→四国大会ベスト4
「開けてびっくりの希望枠 手堅い守り実らせ夢舞台へ」
<投手>
チームの大黒柱であるエースの宮崎は左腕。
130キロ台後半の速球にスライダー、カーブ、シンカーを織り交ぜる。
投球術に長けており打者を打ち取る。
三振の数もイニング並みには取れる。
スタミナも十分有り連投にも対応できるだろう。
この不動のエース宮崎で勝ちあがったわけだが、2番手にも左投手が揃う。
安田と大山の2投手が宮崎をカバーするが、力は未知数なのでやや不安はある。

<野手>
チーム打率は.225 また四国大会だけに限れば.143と打撃に関しては不安が尽きない。
チーム内で3割を打った打者は1番大山(.346)のみ。
しかし出たランナーを確実にバントで送り何度も好機を作った。
好機は作るのであと一本が上手く出れば、得点は期待できる。
課題は打撃という風にはっきりしているのでセンバツまでに
打撃練習を徹底的にやっており「投高打低」の前評判を覆そうと必死だ。

希望枠で選出されただけに守備はまとまっている。

打撃力→2 機動力→3
投手力→3 守備力→4 期待度→×(目指せ1勝)

いまの状態では宮崎一人に負担がかかる。
打撃の水準を上げていきたい。


九州
柳ヶ浦(大分)
15年ぶり2回目(夏8回)
最高成績 春:二回戦 夏:ベスト4
今秋成績→神宮大会優勝
「注目右腕・山口俊擁し、大旗獲り狙う神宮の覇者」
<投手>
今大会No.1投手との呼び声も高い山口がエース。
山口は187cmの長身から最速146キロの速球を投げる本格派。
ドラフト候補でもあり、センバツを制覇して名実ともにNo.1投手になりたいところだ。
秋までは直球とカーブのみで勝負していたというから驚きである。
しかしもちろんカーブしか持っていない訳ではない。
「スライダーを投げさせるとスピードが出なくなる。まだスピードをアピールさせたいんです。」
と語るのは藤久保監督。センバツでスライダー、フォークを解禁するかどうかは
一つ注目したい点ではある。しかし柳ヶ浦は山口との心中で勝ち上がったわけではない。
2番手には右アンダースローの中村が控える。シンカーを操り安定感がある。
更に力は未知数だが山村もあり、投手陣の層はなかなか厚い。

<野手>
豪華な投手陣とは反対に野手陣に派手さは見られない。
本塁打も少ない。しかしバントなど基本に忠実な野球で勝ちあがった。
1番の大野は.455とチームトップの打率でチームのリードオフマン。
柴山、久垣、山口のクリーンナップは確実性、パワー、勝負強さを兼ね備えている。
昨秋は久垣が不調だったが久垣が復活すれば更に手ごわい打線となる。
選手の層は厚く、下位打線にもいやらしい打者がそろう

今年の柳ヶ浦は例年のチームとは違い、1点を守りきる野球を掲げている。
それだけに守備は安定している。

打撃力→4 機動力→3゚
投手力→4゚ 守備力→4゚ 期待度→☆(優勝候補)

本大会では山口への負担の軽減と、打線のつながりがカギとなる。
上手く投打がかみ合えば優勝もあるだろう。


沖縄尚学(沖縄)
6年ぶり3回目(夏4回)
最高成績 春:優勝 夏:三回戦
今秋成績→九州大会準優勝
「脅威の4割打線で九州準V “新生・沖尚”6年ぶりの春」
<投手>
昨秋県大会では5投手が登板したがどの投手も安定せず
投手力は沖縄尚学最大の課題と言われた。
しかし九州大会では前嵩と赤嶺の2投手が安定した。
前嵩はスライダーが武器だがMAX125,6キロと球威は無い。
しかし歩きながら重心を移動するフォームに改造すると安定感が増した。
140キロ級の投手ばかりの中で125キロが光を放てるか!?
赤嶺は前嵩とは反対に速球で押すタイプ。ライトも兼任する赤嶺はサウスポー。
マウンド度胸も抜群で強気な投球が持ち味。

<野手>
チーム打率が.400を越え、スタメンに4割打者が6人揃う強力打線。
1番山内は163cmと小柄ながら長打力もある。
2番兼屋、3番比屋根は共に俊足で兼屋は中学時代は県の100mハードルで3連覇した。
4番松田は県大会で打率.600と打ちまくった。
下位にも強打者が揃い赤嶺はつなぎに徹する強打の7番。
監督は「強打のチームではない」というが打線は全国レベルに達する。

打撃力→4゚ 機動力→3゚
投手力→3  守備力→3゚ 期待度→△(目指せベスト16!!)

打撃は魅力だが、投手力はやや不安。
しかしチームとしてまとまっているので上位も狙える。


神村学園(鹿児島)
初出場(夏0回)
最高成績 春:出場なし 夏:出場なし
今秋成績→九州大会ベスト4
「創部2年のスピード出世 九州4強で晴れ舞台で躍進」
<投手>
昨夏以降の公式戦13試合中12試合に登板、その全てに完投した野上が大黒柱。
野上は142キロの速球にスライダー、チェンジアップ、更にシュートも持っている。
野上の投球がチームの命運を握ると言ってもいいだろう。
短いイニングなら一塁を守る作増が投げることもあるが基本的には野上一本。
野上が崩れたら神村学園はかなり厳しい展開になる。

<野手>
打線の中心は四番の天王寺谷。天王寺谷は夏以降13本の本塁打を放った。
公式戦でも4本の本塁打を打っている。打率も.438と高く今大会屈指のスラッガー。
また三番を打つ椎葉はスイッチヒッターで勝負強い。一番の橋野は俊足好打の左打者。
四番天王寺谷と八番野上以外は流動的だが好打者が揃う。
本大会では天王寺谷が徹底マークを受けることが予想されるため
3番、5番打者が重要になってきそうだ

守備は安定している。安定している訳は何といっても経験だろう。
創部2年とはいえ3年生は1年の時から試合に出ている。
試合経験なら強豪校以上だろう。捕手の椎葉の強肩にも注目したい。
また控えの捕手にも主将の大長がおり捕手の層は厚い。

打撃力→4  機動力→3
投手力→3゚ 守備力→4 期待度→△(目指せベスト16!!)

野上以降の投手がいないのが痛い。野上が奮闘してくれれば
上位もあるが、出来るだけ野上への負担を抑えたいところ。


東筑紫学園(福岡)
12年ぶり2回目(夏0回)
最高成績 春:ベスト8 夏:出場なし
今秋成績→九州大会ベスト8
「息ピッタリ結成6年バッテリー 4番・黒木の公式戦打率5割8分」
<投手>
中学時代からの結成6年目の酒井-小原のバッテリーがチームの柱。
酒井は139キロの速球を投げる本格派。また80キロ台の変化球も投げて緩急をつける。
中学時代からバッテリーを組む2人の呼吸は合っている。
九州大会準々決勝の柳ヶ浦戦では6-4で敗れはしたが
延長15回、214球を投げぬき、その実力を証明するには十分すぎる内容だった。
他にも宮脇、森下などがいて、宮脇は長身から切れのある球を投げ、森下は制球が良い。

<野手>
打撃の中心は4番の黒木。183cm105kgの巨漢から放たれる広角な打球は相手の脅威。
飛距離もさることながら、公式戦での打率は.514と確実性もあわせもつ。
1番の鷹野は俊足好打で濱口監督も「この子が出れば大抵点が入る」という。
5番にはミートの巧い酒井が控え、心強い。
鷹野が塁に出て黒木、酒井が返す攻撃が甲子園でも出来ればチームも乗るだろう。
下位にも好打者が揃い中でも7番の久澄は柳ヶ浦の山口から4安打を放った。
上位から下位まで切れ目の無い打線は魅力的。

守備は11試合で10失策となかなかまとまっている。
しかし大事な場面でのミスもあり、修正点だろう。
外野をまとめるのが中学時代県2位の脚力で広い守備範囲を誇る渡辺。
内野のキーマンは二塁の鷹野。濱口監督が「守りのチーム」というように
守備からリズムを作り、打撃につなげていきたい所だろう。

打撃力→3゚ 機動力→4
投手力→3゚ 守備力→4 期待度→○以上(目指せベスト8!!)

全体的なチーム力はなかなかあるので目指せベスト4!!にするか迷ったが
ベスト4くらいまで進む力は持っているはず。
攻守にレベルアップしてセンバツに望みたいところ


戸畑(福岡)
5年ぶり4回目(夏4回)
最高成績 春:二回戦 夏:ベスト4
今秋成績→九州大会ベスト4
<投手>
公式戦のほとんどを木下-矢野の継投で勝ちあがった。
木下は新二年生の左腕。130キロに満たないがコーナーを攻める。
木下の様子が危うくなるとすぐに矢野にスイッチする。
矢野も130キロに満たないがスライダーに自信を持つ。
矢野へのスイッチの時期が勝利の鍵になりそうだ。

<野手>
たたみかけるような攻撃が武器。長打力は無いがスタメン9人中7人が3割を超える。
またジクザグ打線が売り。4番の井上は2年生だがバットコントロールが良い。
下位打線だが7番の広中にも注目。勝負強く監督からの信頼も厚い。

打線は好調だが課題は守備か。準決勝の沖縄尚学戦では5失策でコールド負けした。
しかし堅実な守備がウリで普段は守備から崩れることは少ない。
ただ大舞台甲子園でどれだけ落ち着けるかは未知数。
落ち着いて守備をしないと大差で負けることも考えられる。

打撃力→4 機動力→3
投手力→3 守備力→2゚ 期待度→△(目指せベスト16!!)

守備を鍛える必要がありそうだ。また甲子園では投手の
スイッチをいつにするかなど監督の力量が試されそうだ。

西日本編はこれで終わりです。


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